• キーストーン法律事務所

声の思い出こそ大切に

 昔々カセットテープというものに録音した音声を、今デジタルのデータ(mp3)に変換している。変換のためにそれなりの機材を買ったのだ。機能に若干の不満はあるけれど、CDからもカセットからもUBSメモリーからも再生できる機材で、なかなか便利なものだ。
 カセットに残っている最も古い録音は1971年のもの。発売されたばかりのソニーのMEMO(だっかたな)とかいうカセットレコーダーで録った。中3の終わりのころ、教室での音の風景である。
 再生してもすぐに止めたくなる。この部屋で自分以外誰も聴いていないにもかかわらず、恥ずかしくなってしまうのだ。
 普通に話せばいいものをなぜか怒鳴りまくっているみたいだし、どういうわけか今以上にがらがら声で、自分の声じゃない。それでいて、そのころ親しみを感じていた女の子の声なんて、記憶の中の声と全く変わることなく綺麗に澄みきって聞こえる。彼女の責任ではないけれど、なぜか悔しい。
 でも昔の恋人に決して会ってはならないと言った人がいたっけ。目の前にいるおばさんはあなたの記憶の中の少女ではないのだ・・・、だったかな、、、。

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