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どんどん悪くなる残業代ゼロ法案

「労働時間にかかわらず賃金が一定になる働き方をめぐり、政府の産業競争力会議が、対象となる働き手の範囲を見直すことがわかった。当初案は対象に一般社員も加えていたが、「幹部候補」などに限定し、年収の条件を外す。」という報道。残業代ゼロ法案の問題である。こりゃあいいぞ! 「年収の条件を外す」というところが見直しの最大の妙味だ。「幹部候補」要件なんぞ「名ばかり幹部候補」で楽々クリアーだから何の歯止めになんかなるものか。だから年収が低い労働者もひっくるめて残業代はゼロにできる。非正規雇用が増加の一途をたどる現実に加え、正社員ですら低賃金長時間労働か。少子化に歯止めはかからんわな。それでいて法人税は世界一企業活動がしやすくなるまで下げるというんだから、タックスヘイブン化は目と鼻の先だ。政治的権利を奪われたうえ貧困にあえぐ自国民を尻目に一握りの資本とその担い手だけがまともに生きていける。こりゃあいいぞ。一握りに入りたいもんだわ。

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