• キーストーン法律事務所

お弁当とか食歴とか、あれこれ(再録)

 とてつもない猛暑日が続いていたのはいつのことだったか。秋を通りこしてあっと言うまに冬である。これで事務所にお弁当を持って行けるようになった。丁寧に作ってあるとはいえ、やっぱり夏場は不安なのである。カバンに縦に入るスリムなお弁当箱が二つあるから、この冬もかわりばんこに持って行こう。
 それにしても、コンビニのお弁当ってのはどうしてあんなに味がきついのだろう。味が悪いとはあえて言わないが、非常にどぎついと感じる。塩と砂糖の含有量が少ないと傷みやすいとか?傷んではたしかに困るけれど、でもそれ対策だとしたら、「新鮮でないものを店頭で長持ちさせるためなのだから、客は我慢して食え」と無言であれを突きつけられているようで、こんどは気持ちが不愉快だ。
 さらに翻って思い出してみると、学校の給食っていうのはどうだったっけ。美味であったという記憶は無くて、逆の思い出があるだけである。我が中学生生活はいまだ脱脂粉乳の時代だった。ひどかったなあ。脱脂粉乳は論外としても、パンも非道かった。パンというものにも美味しいものがあるということを知ったのは、はるか30歳を越えてからのことであった。
 こんな繰り言を書いてみると、ある意味しあわせな食歴とも言える。「飢え」からはようやく解放されつつあった時代だった。そして最低の味という体験を同世代で共有し、世界最高水準の味を楽しむことのできる現代にまで生きながらえている。生まれてから死ぬまで美味三昧であったとかその逆であったとかではなくて、我々、そんな単調な食環境にくらべて波瀾万丈このうえない激動の食事情体験者なのではあるまいか。
  

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