夫婦別姓訴訟 ついに最高裁大法廷へ!

私も弁護団の一員である夫婦別姓訴訟が、最高裁大法廷に回付された。

最高裁への上告事件は、普通は3つある小法廷(5人の裁判官で構成)で審理されるが、
判例変更をするとき、憲法違反の判断をするときなどは、
すべての裁判官で構成する大法廷(15人)で審理しなければならない。

大法廷回付により、例外なく夫婦同氏を強制する民法の規定に対して、
最高裁による憲法判断が示されることが確実になった
(勝つか負けるかは、現段階ではわからない)。

今朝の朝刊で、どの新聞も大々的に報じている。

なお、この裁判は、夫婦別姓訴訟と名乗ってはいるが、
夫婦別姓制度の是非という政策を論じるものではない。

夫婦同氏が強制されていることで「氏の変更を強制されない権利」が侵害されていることを問うものである。

結婚により氏が変わることを喜ぶ人が多いことを、何ら否定するつもりはない。

しかし他方で、氏が変わることに苦痛や、自己喪失感や、職業上・生活上の不利益がある人が少なからずいること、
その不利益は、想像以上に深刻であること、
氏の変更を望まない人でも、結婚をする以上は、氏の変更を強いられてしまうこと、
夫婦同氏を強制する現行制度が続く限り、結婚による氏の変更に苦痛を覚える人は救済されないこと、
を問うているのだと私は考えている。

(なお、上記は私の個人的見解である。
弁護団としてまとめ上げた見解については、弁護団ホームページに上告趣意書等の書面を掲載してあるので、
ご参照いただければありがたい。)

原告たちが現実に味わってきた苦難に正面から向き合う判決となるよう、
今後も微力を尽くしたい。

弁護団ホームページ↓
http://www.asahi-net.or.jp/~dv3m-ymsk/index.html

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